もくじ
オスグッド病治療後に優勝!
10代 男子 膝の痛み
サッカー中にダッシュをして膝が痛くなり、2週間後に小学生最後の大会がある為痛みがない状態で出場したいという訴えで来院されました。
①ボールキック時の軸足痛
②ジャンプ痛
③走行時痛で痛みが出現し、詳しく検査していくと脛骨粗面(膝下にある骨の膨らみの部分)に圧痛があり、ふとももの前面の筋肉(大腿四頭筋)を使う際に痛みが誘発されていました。
圧痛部位や疼痛動作を考慮しオスグッド病と判断し治療を行いました。
オスグット病とは
オスグッド病とは小学校高学年から中学生くらいの成長期にあたるスポーツ障害で、脛骨粗面に付着する大腿四頭筋が硬くなり、付着部が強く引っ張られる状態が続いた際に骨端軟骨の一部に剥離が起こることで発症する疾患です。

(出典:社会医療法人 松田整形外科記念病院HPより)
施術方法
- 脛骨粗面の牽引を強めている筋肉(大腿四頭筋)を手技にて調整
- 膝関節と足首の捻れにより負担がかかりやすい為それらを補正するテーピング療法
- 正しく身体を動かせる為の運動療法
- 自宅でできるストレッチ指導
上記の治療を行い、3日後にはまずボールキック時の軸足痛がなくなりました。
そして、10日後にはジャンプ痛・走行時痛もなくなり、無事に大会に送り出せました。
大会の結果はなんと優勝!!
おめでとうございます!!
オスグッド病は痛みがとれても骨の成長が止まるまで(約18~20歳)完治とは言えず、大腿四頭筋の硬さが戻ると痛みも再発するものです。ご本人とご両親には継続的にストレッチを続けるように伝え施術は終了となりました。
同様な痛みやスポーツでのケガで悩まれている方はぜひ一度整骨院なかきどまでご相談を!!!